故郷が恋しくなったときに見たい作品

2022年4月16日

“あなたの故郷はどこですか?”

人は故郷に、特別な感情を抱くものです。コロナ禍で自由に移動ができなくなり、1年以上、故郷に帰れない人もいると聞きます。“あなたの故郷はどこですか?”と聞かれたらなんと答えますか。例えば子供時代に住んでいた街とか、例えば夏休みやお正月に帰った親の実家とか、人によってマチマチでだと思います。ただ子供時代に体験した街を故郷と感じる人は多いでしょう。よくお盆になると満席の新幹線や、高い航空運賃、大渋滞覚悟で高速道路で故郷に帰る人を見受けます。なにもこんな時期に故郷に帰らなくてもと思いますが、「こんな時しか帰れないから」「親に孫を見せたいから」など理由は人によって様々あるのでしょう。しかし本人が故郷に少しでもいいから帰りたい、という感情があるのでないかと思います。

人はなぜ、故郷に帰りたいと思うのか?

人が故郷に帰りたくなるのはいくつか理由があると考えています。まずは「ホッとする」という感覚。故郷に帰るとなぜか「ホッと」します。日々、慌ただしく仕事をしている人でも、育児に追われてる人でも安心感が自然と芽生えるから不思議です。それは無邪気だった子供時代の感覚が少しだけでも蘇ることがあるのだと思います。そして親が亡くなっている場合は、親のことを思い出し、近くに感じることができることもあるかもしれないですね。故郷には、なんとも言えない、そんな魅力があると思っています。

故郷の良さを思い起こさせる映像作品「おどりなき夏」

鯨岡監督の「おどりなき夏」は故郷の良さを思い起こさせてくれる1本です。主人公はおそらく都会で働いて、夏祭りのある時期に故郷に帰ってくる。しかし夏祭りは中止。駅に迎えに来た妹からはとんでもないことを聞き、驚きが隠せない主人公。そんな二人が出会ったのは、、、、、
故郷感満載の風景に、故郷で話すような会話楽しめ、この映像作品を見たら、「久し振りに故郷に帰ろうかな」、そんな気持ちにさせてくれる1本です。


紹介した作品はこちら


Introduced Cinema

ジーンシアター総支配人

井村 哲郎 | Tetsuro Imura

「東急アニバーサリービデオ事業」でプロデューサー、ディレクターとして個人の自分史ビデオ、法人のVP、CMなどを制作する。東急沿線情報誌フリーマガジンSALUS(毎月:25万部発行)の編集長、全国のケーブルテレビ局と連携してその地域の特産品を販売するECサイトの責任者などを歴任する。2020年にジーンハート株式会社を設立。

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